
ガジュマルは、熱帯地域に広く生息するイチジク属の樹で、その特徴的な気根や大きな幹が目を引きます。カンボジアでは、ガジュマルは「幸福をもたらす精霊が宿る樹」として昔から信じられてきました。そのため、寺院や村の中心に植えられることが多く、人々にとってとても神聖で縁起の良い樹とされています。


アンコール遺跡群の中でも有名な「タ・プローム寺院」は、ガジュマルのような樹々と遺跡が一体となり、他では見られない神秘的な雰囲気を持っています。この寺院は、修復を最小限に抑えることで、自然がどのように遺跡を包み込んできたかをそのまま残しています。遺跡の壁や建物に絡みついたガジュマルの根は、まるで自然と建築が共に生きているかのように見え、その景色は訪れる人々の心に深い感動を与えます。
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