2025年は巳年で、蛇にちなんだ年ですね。蛇と聞くと少し神秘的で、どこか恐れを感じる方もいるかもしれません。しかし、カンボジアのアンコール遺跡を訪れると、蛇はただの生き物ではなく、神聖で力強い存在として描かれていることが多いです。
アンコール遺跡に多く登場する「ナーガ」は、ヒンドゥー教や仏教で語られる蛇神の一種です。特にアンコール・トムの南大門やアンコール・ワットの参道では、ナーガがその長い胴体を橋として広げ、人々を守り導いているかのような姿を目にすることができます。ナーガは大地と水をつなぐ存在であり、雨季と乾季がはっきりしたこの地で、豊穣や平和の象徴でもあります。

巳年の今年、ナーガのようにしなやかでありながら力強く、そして周りの人々を支える存在を目指してみませんか?アンコール遺跡が伝える古代の物語に思いを馳せながら、私たちも自分の中にある「蛇」のエネルギーを感じてみるのもいいかもしれません。
アンコール・トムの南大門の観光は、以下のツアーが便利です。