カンボジア政府公認:日本語観光ガイド・コサル

カンボジアで戸惑う話チップの文化

日本にはチップ文化がないので、カンボジアに来たばかりの日本人の方は、よくこう聞いてきます。

「チップって必要なんですか?」

実はカンボジアでも、アメリカのように“厳格なルール”があるわけではありません。でも、観光やサービスの場面では「ありがとう」の気持ちとしてチップが期待されることも多いです。無理に渡す必要はありませんが、良いサービスを受けたときに少額のチップを渡すと、とても喜ばれます。

こんなときはチップを渡すとスマートです 💵

🏨 ホテル

  • ・ポーター(荷物を運んでくれたら)…1~2ドル
  • ・ハウスキーピング1ドル/1泊(枕元にさりげなく置いておくのが◎)

🍽 レストラン

  • ・高級レストラン料金の5~10%(サービス料が含まれていない場合)
  • ・ローカル食堂・屋台基本的に不要。気楽に楽しんでOK!

🚖 タクシー・トゥクトゥク

  • ・基本は不要ですが、とても親切にしてくれたら1ドルほど渡すと喜ばれます。

💆‍♀️ マッサージ・スパ

  • ・一般的なマッサージ店1~3ドル
  • ・高級スパ5ドルくらい

渡し方のポイント ✅

  • ・さりげなくスマートに渡しましょう( 伝票に挟む、手渡しするなどが◎)
  • ・米ドル紙幣で渡すのが基本(カンボジアでは硬貨はほぼ使われません)
  • ・「絶対に渡さなきゃ」ではないけど、感謝の気持ちとして活用を

私自身、普段はカンボジアで日本人観光客をご案内する立場ですが、たまに自分が日本に行ってサービスを受けると、「チップが要らないって、なんだか気楽だな」と思うことがあります。でも、カンボジアでは、少しのチップが相手の笑顔につながることも多いです。

気持ちの良い旅の思い出は、お互いのちょっとした心づかいから。ぜひ、無理のない範囲で、気持ちをカタチにしてみてくださいね。