
カンボジア北西部のバッタンバン市には、街の名前の由来にもなっている「ダンボン王(King Ta Dambong)」の像があります。ダンボン王は、カンボジアの古い伝説に登場する人物で、バッタンバンの地名の起源に深く関わっています。
ダンボン王の伝説
ダンボンという農民が、ある日、不思議な力を持つ魔法の杖を手に入れました。この杖には、持ち主に強大な力を与える力がありました。ダンボンはこの杖の力を使い、当時の王を追放して王位を奪いました。彼はこの地域を支配し始めます。
追放された王の息子が成長し、ダンボン王に立ち向かいます。息子が自分の正当な地位を取り戻すために戦うと、ダンボンは再び杖の力を使います。最終的にダンボンは戦いに敗れ、魔法の杖を遠くへ投げ捨てました。この「投げ捨てる」という行動が、バッタンバン(Bătdâmbâng、「杖を失う」の意)という地名の由来になったとされています。
道徳的教訓
ダンボン王の物語には、権力や力に依存しすぎることの危険性や、過信の結果としての敗北が示されています。また、彼の伝説は、物事には限界があり、運命をコントロールできないという教訓を伝えているとも解釈できます。
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