トンレサップ湖は、私たちにとってただの湖ではありません。ここは暮らしの場であり、学びの場であり、遊びの場でもあります。朝、子供たちは小さなボートを漕いで学校へ向かいます。乾季と雨季で景色が変わるこの湖では、道が水に沈むこともあれば、また現れることもあります。でも、それは特別なことではなく、昔からそうして生きてきた私たちにとっては当たり前の風景です。
子供たちの中には、すでに生きる力を身につけている子もいます。たとえば、このボートの運転手。操縦だけでなく、隣り合うボートとの距離をうまく調整し、乗る人が安全に足を運べるよう気を配ることもできます。



別の場所では、小さな網を使って魚を捕る子もいれば、船の扱いを学ぶ子もいます。学校から戻る子供の姿がある一方で、お兄さんと一緒に漁に出る光景も見られます。これらは私たちにとって当たり前の暮らしの一部です。
幼い頃から自然と水との関わり方を覚え、魚の動きを読む力を身につけ、お父さんやお兄さんの背中を見てボートの漕ぎ方や魚の捕り方を学んでいきます。そうして、私たちは湖の暮らしを受け継ぎながら成長していくのです。




国が違えば、子供たちの生きる力もさまざまです。
トンレザップ湖は、以下のツアーが便利です。